2 1 7[ nie - ichi - nana ] 第47回

日 時 : 2017年 7月 7日 PM 7:00〜
会 場 : 大阪・梅田 グランフロント大阪 ナレッジシアター

ゲスト : 永山祐子
対 談 : 芦澤竜一 平沼孝啓

平沼:こんばんは。よろしくお願いします。

永山:こんばんは。

芦澤:お願いします。

永山:はい、よろしくお願いします。

芦澤:今日は女性が多いですか、いつもと比べると。永山さんだから。

平沼:そうですよね。女性の方が多そうですよね。

芦澤:半々ぐらいですかね。

平沼:最近は、永山さんをはじめ、女性も建築家を目指される。

永山:はい。

平沼:亡くなったザハを見て、これはなんとかやっていけるぞ、と。そういう女性を見ていて、どう思われますか。

永山:嬉しいですね、やっぱり。

平沼:そうですか。でも、まぁまぁ厳しいじゃないですか、建築って。

永山:うんうん。そうですね。

平沼:でも、ご家族のことも両立しながらやっていくって結構大変ですか?それとも、楽しいものですか。

永山:いや、すごく大変です。楽しむ余裕はないですね。

平沼:女性の方たちは覚悟して挑んでください。僕も今日初対面ですし、皆さんに、いろいろ会場側の目線で分かりやすく、永山さんの自己紹介から始めてもらえればと思っています。

永山:自己紹介ですよね。私は、独立する前は青木淳さんの事務所で4年間働いていました。私は学部出てすぐに事務所に入ったのでずっと、新しく入ってくるスタッフが全員年上でした。当時、青木設計事務所は4年制で、4年経ったら事務所を辞めるんだと最初からされていました。そして4年経って、では独立しようかな、みたいな。

平沼:教えのまま、その4年で。

永山:そうですね。4年はとにかく走り続けよう、ということで。まぁ、結構帰れない日とか1ヶ月ぐらい事務所の机の下に住んでいたりしていたので、4年で力尽きて、1回休みたいなぁ、と。

平沼:なるほど、なるほど。

芦澤:何故、青木淳さんの事務所に入られようと思ったのですか?

永山:そうですね。その時は潟博物館とか遊水館とか出来ていて。何か、建築だけれど、建築ではない所もひっくるめて何か大きなテーマを持ってやっているような気がしていました。その時、動線体という言葉など、建築の言葉とは少し違うような言葉を使っていたので、すごく魅力的に感じましたね。

平沼:潟博物館も、もう20周年とかっていう。

永山:そうですよね。レクチャーをやるとか。

平沼:そうですよね。では、先にいろいろ聞いていきますね。

永山:はい。

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