平沼:こんばんは、平沼です。
芦澤:こんばんは、芦澤です。
平沼:久しぶりに、217が大阪に根づいてきた原点の会場に戻りましたね。
芦澤:そうですね。この会場の開催は約2年ぶりですね。
平沼:そもそもこの会場は、公開空地として設置された半内部形のエントランスホール。ちょうど4年くらい前。御堂筋に面した場所を僕たち二人が、まち歩きをしていた時に気に入ってしまって、大阪市さんにお聞きしにいったのですね。そしたら、大阪市さんのご尽力から、この建物を所有し、大阪を代表する積水ハウスさんに呼びかけをくださって、この会場をご支援してくださることになりました。もちろん皆さんは良くご存知かもしれませんが、本日、ご登壇いただく原先生が梅田スカイビルという、積水ハウスさんの本社屋を設計されました企業で、ハウスメーカーさんとして有名ですが、実はこのような特殊建築も多くの建築家の方と、取り組まれている企業です。
まァ、それにしても、この場所はそもそも公開空地で何もないところでしたが、この会場の天井に大きなプロジェクターを設置してくださることからはじまりましたね。大変、高価なものが頭上にあります。(笑)
芦澤:あ、まじ?(笑)
平沼:うん。そうだったですね。せっかく本町の中心的な角地にありますし、半外部的な空地がありましたから、この場所の使い方の提案を合わせて、217のレクチュアからテスト的にはじめさせていただいたのがはじまりでした。
芦澤:あ、そうでしたね。
平沼:今では、音楽イベントや展覧会をされる場として、ちゃんと収益エリアにもなっているそうで、(笑) よかったなぁと僕たちは安心しています。さて、今日は原先生がお越しくださっているのですが、今日はこの後、最終の新幹線に乗車され、そのまま東京にお戻りになられます。本当に残念なことに、時間どおりに終わらなきゃいけないのですが、よろしくお願いします。
AAF:それでは、早速に原先生のご紹介をさせて頂きます。
1936年生まれ。59年に東京大学工学部建築学科を卒業、64年に同大学博士課程を修了され、70年にアトリエ・ファイをつくられています。関西の皆さまはよくご存知の梅田スカイビル、京都駅などを設計され、本当に長らく東京大学で教鞭を執られてこられました。そして、これまでこの217のゲストに来られた方々が原先生のもとで建築家になられています。
平沼:そうです。前回の山本理顕さんとか隈研吾さんとか、本当にたくさんの建築家が輩出されています。
AAF:はい。それでは本日のゲスト建築家、原先生にご登壇頂きます。
皆さま、大きな拍手でお迎えください。
原 :どうも皆さんこんばんは。
また今日は、楽しみにしてきました。お招きいただきましてありがとうございます。
平沼:いや、こちらの方こそお忙しいところにすみません。大変楽しみにさせていただいておりました。よろしくお願いします。
芦澤:どうぞよろしくお願いします。
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