AAF:それでは本日のゲスト建築家、鈴野浩一様にご登壇いただきます。
大きな拍手でお迎えください。
会場:(大拍手)
藤本:こんばんは、鈴野です。
芦澤:こんばんは。
平沼:あらためまして、こんばんは。
それにしても今日の会場は、盛り上がっていますね。
鈴野:いやぁ、ありがとうございます。どうぞ、よろしくお願いします。
平沼:実は今日この会場に来る前に、鈴野さんが僕の事務所に来てくださっていたのです。事務所は南堀江にありまして、大阪の方はこの場所から位置がお分かりになると思うのですが、その南堀江から立花通りを東に進み、そのままアメリカ村を通り抜け、御堂筋沿いに心斎橋に上がってきました。その途中に、谷尻さんが設計され最近竣工されたカフェとか、アメリカ村の特殊なタコ焼き屋さんを見ながら、街歩きをしながらこの会場まで歩いてきました。そういえば鈴野さんは、大阪でいくつか設計をされていましたよね?
鈴野:はい。グランフロントの1階にある、イソップというお店をつくらせてもらったり、あとは今、新しくオープンするJR大阪三越伊勢丹とルクアの一体化した施設の中にお店を3軒くらい設計しています。
芦澤:谷尻さんの作品どうでした?
鈴野:4月ぐらいにできたのですかね?ビオトープというお店でしたが面白かったです。ソフトもきっとコーディネートされていて、植物と壁の対比とか、お店の制服まで関われているのかな?
平沼:事務所からとても近所なのに、全然知らなかったです。(笑)
鈴野:そこまで来ているなら、平沼さんのところに、遊びに来てよって感じですよね。(笑)
平沼:そう!(笑)
さてさて、皆さん良くご存知かも知れないのですが、まずは簡単に自己紹介をお願いします。
鈴野:トラフの鈴野です。もうひとりトラフにはパートナーがいて、ハゲという字で、「かむろ=禿」と読むのですが、お坊さんの長男です。いずれは継ぐ事に、なるようですが、禿真哉と共に、トラフという建築設計事務所11年前に始めました。最近はプロダクトからインテリア、会場構成まで広く仕事をしています。
平沼:鈴野さんがプロダクトやインテリアをつくる時にも、やはり建築というフィルターは通しながら考えられていますか?
鈴野:はい、そうですね。 |