AAF：はい！それでは早速に、本日のゲスト建築家のご紹介をさせていただきます。 
建築家の小川晋一さん。
1955年山口県生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ワシントン州立大学建築学科へ留学。文化庁派遣芸術家在外研修員をニューヨークで取り組まれ、ポール・ルドルフ事務所及びアルキテクトニカにて勤務。帰国後の1986年 小川晋一都市建築設計事務所設立。独立当初の1989年から92年にかけ、4年連続のSDレビューを入選され、一躍、建築界で話題となられました。その後のご活躍は皆さんもご周知のように、ミラノ・トリエンナーレ日本館や、UIAバルセロナ世界大会’96、そしてロンドン、バルセロナ開催の「Japan Year 」にて、日本の建築展を世界各国で開催されましたり、2007年に 米国カルバン・クライン社と、ファッションと建築のコラボレーションプロジェクト「World of Calvin Klein with Shinichi Ogawa・The HOUSE」など、一般建築の設計に取り組まれながら、多様な活動をされておられます。 それでは、小川先生にご登場いただきます。皆さま、大きな拍手でお迎えください。

　　　（小川先生登場）

AAF：こんばんはー！本日はよろしくお願いします。

小川：こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。

AAF：それでは、ここからの進行はモデレーターのお二人にお任せします。

平沼：今日はどうぞよろしくお願いいたします。まずは早速ですが、簡単に自己紹介をいただけますでしょうか。

小川：はい。広島と東京で設計事務所をしています。広島の近畿大学工学部で教えています。今日は、事務所をはじめて33年間のうち、古いところから見ていただこうと思っています。

平沼：よろしくお願いします。

小川：はい。これは昔のホームページですね。スライドの枚数はかなり多いです。今日のタイトルはMinimal is Maximal です。これは、日本のJAとα＋uがうちの東京の事務所を取材に来たときのものです。アメリカのカメラマンとインタビューをする人が来ました。

芦澤：撮影されたのは、いつ頃ですか？

小川：覚えていませんけど、かなり前ですかね。

平沼：これは東京事務所ですね？

小川：はい。東京事務所です。打ち合わせのスペースでちょっと話をしていますね。埼玉で作った住宅。熱海で作った別荘。沖縄で作った住宅。これは名古屋で作りました。

芦澤：今までに何軒くらい作られましたか？