AAF:それでは今回のゲスト建築家の藤本壮介様にご登壇いただきます。大きな拍手でお迎えください。
会場:(大拍手)
藤本:こんばんは、藤本です。
芦澤:こんばんは。
平沼:あらためまして、こんばんは。
それにしても今日の会場は、盛り上がっていますね。
藤本:いや、ありがたいです。
平沼:はい。先に会場の皆様へお願いがあります。今日の会場は、たいへん多くの方たちに来ていただけて、通路がほとんどない状態です。実は、写真家の繁田諭さんが東京から駆けつけてくださっていて、このレクチュアの様子を写真で撮影していただけるのです。繁田さんが近くに来られましたら、少し場所を空けていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。
芦澤:よろしくお願いします。
平沼:それでは藤本さん。着席して始めましょう。
藤本:ありがとうございます。この会は、お酒を飲みながら話す会というのがいいですね。
芦澤:そうなのですね。でも実は久しぶりです。壇上にこうやってお酒があるの。しばらくの間、お酒無しで真面目にやっていて…。
平沼:この会にこわそうな先輩方や、大変な先生方がお越しくださっているじゃないですか。(笑)
なんだかお勧めできないというのか、遠慮というのでしょうか。僕たちが恐縮や緊張をしてしまって・・・。
藤本:ははっ(笑)。やっぱり偉い方たちがくると…ですよね。
平沼:あっ、はい。(笑)
芦澤:でも会場のみなさんのお酒は?
平沼:皆さん下の階にあったケータリング・サービスでいただいています。
芦澤:1杯じゃ絶対足りないですよね?
会場:(大笑)
平沼:じゃ、再度の藤本さんのご登壇に、乾杯ぐらいからはじめましょうか。いいですか。
それでは会場の皆さんも一緒に失礼をして、カンパーイ!
藤本:カンパーイ!(笑)
会場:カンパーイ!(笑)
芦澤:あぁ。うまいね。(笑)じゃ、酔った勢いで、色々お聞きしますね(笑)
藤本:ははは。どうぞ。(笑)
平沼:藤本さんも、先ほど話していて平田さんもそうだと言われていましたけど、もともと僕と芦澤も同じ年で、ふたりとも大阪で若いころから独立しているので、2人でよく飲んでいたのですね。 はじめは建築の議論をはじめるのですが、だんだんお酒がすすむと、大体スタッフの悪口を話しだすのです。自分のことを棚にあげて。(笑)
藤本:ははは。そう一緒、一緒。もう僕たち同じ年のおじさん達だもんね。(笑)
平沼:(笑)そう。なんてやつらだ、とか出来が悪い!とか。でもそんなことを言っていても仕方ないことに気づきだし、2人だけで飲むのではなく、日を決めて、1人の建築家を呼んで、2ヶ月に1回7時くらいから飲み会をしようとしました。そうすると議論に発展するんじゃないかっていう事を、先ほど藤本さんに言ったら、最近まで僕もそうなんだとお聞きして、そんな感じですよね。
藤本:そうですね今日は、あんまりスタッフの悪口は言わないように…しましょうね。
今日は「建築の話をしたい」と思います、平沼さん。(笑)
芦澤:ははは。そうですね。(笑)
平沼:はい!(笑)それでは早速にはじめさせて頂く前に、藤本さんはこの217では、はじめて2回目のゲスト建築家のご登壇なのです。前回のアーカイブがウェブに掲載されていますから、見返しながら思い出しながらはじめさせていただきます。前回は、インターオフィスさんで開催をさせていただいたのを覚えていますか?
藤本:あ〜そうですね。なんとなーく、覚えています。
平沼:開催日が2011年7月29日。ちょうど、3年前くらいです。
藤本:前回に来てくださった方で、また今日も来てくれている方はいるのでしょうか?いないですね・・・。
芦澤:何名かおられますね。 |