平沼:もう1人くらいいかがですか?

会場2:大阪という場所を拠点に、各地での建築の設計をされているお二人の建築家にお聞きしたのです。東京や沖縄など日本全国、そして海外という世界の建築の設計に関しても、大阪を拠点にして設計をされていて、こういったレクチャーにしても、東京じゃなく大阪でやられています。日本全国ある中で、どうして、この大阪を選ばれてされているのかをお聞かせください。

芦澤:えーっと、まぁ自分の居場所が大阪にあって、まぁさっきの紹介でもしたように、根っからの大阪人ではないんですね。まぁ大阪ずっといるんで、ここに拠点があって、それで東京がメディアの主流になっているわけですよね。日本でいう、で建築の情報も東京からはっしられていて、まぁ僕としては大阪らしい回が217で出来ればなぁとずっと考えていました。で、こういろいろな建築家を呼んで、まぁ建築家最初大阪の人だったんで、ある意味その地場産のレクチャアーがまあまあ、できたらなぁと思ってるんだけど、まぁ2年目以降はこう結構というか大阪の人だれもおらんくて、大阪らしいそれで突っ込みができればよかったんだけど、それはねぁ、かなり反省してますね。できてません。だから今後もしまた、違うかたちでもなんか延長してできるんであれば、その辺はもうちょっと大阪らしくやっていくたらなぁとは思ってるのと、まぁ大阪って、僕もなんとなく、なんとなくっていうかきっかけは安藤忠雄に惚れてこっちにきたんすけど、まぁ安藤さんの人間性っていうか建築家が代表するように、まぁいい人やけど厳しいひと、まぁ人間的が非常に魅力的な人が、ぼくの周りにも多いんですよね。で、そこは大事にしながら場とか環境とか、で大阪からのスケールで出来ることあのー、決して田舎ではないし、都市なわけですよね。東京のようにコントロール不可能な環境でないとかなりコントロール難しいと思うんですけどそういう意味では非常に可能性のある、僕は場所だなと思って今後も関わり続けたいなと思ってます。平沼さんはリアルな大阪人だよね。

平沼:あっ、はい。(笑)リアルでした。 じゃ、最後にお二人の期待に沿って大阪弁で話すと、なんか大阪って特別な地方のような言い方を東京の人にされると、比較されているみたいで、大阪人はめっちゃムカつく!(笑) 関東の人からいうと、大阪に大阪らしい会をして欲しいってよく言われたりするんやけど、大阪らしい?とは、そんなことを自分たちは思っていたくないのが正直な気持ち。例えば、僕は大阪で生まれて育っているから、特別な場所への記憶からの思いが個人に存在するけど、そこが思い出も持つ地元なだけで、徳島や鹿児島で生まれ育った方と一緒やと思うな。住んでいる人にとってはそこが地元やから、そこで過ごしてきた時間が一番長いから、その身近な地域のことくらいしか比較してわからん。東京に何回言っても、留学でロンドンに数年住んでも、地理はわかっても、地の利を知るまでには時間がかかる。そして、自分の身を削ってつくりだす活動のシンクタンクくらいは、その地域の身近な歴史への位置づけくらいができる場所で考えたいと思うだけや!(笑)でもそれが、大阪やからっていう特別性も持っていなくて、その地元、生まれ育った場所という意識くらいしか持ってない気持ちです。特に関東の一部の人にとっては、地方都市のうち、一番の大きな都市の規模を持っている場所やから、東京との比較をされて言われがちな場所なんやろうけど、別にそんなん大阪っていう意識を持って何か仕事していたり何かそこに対して何かの不満だったり大阪のために何かしたろうみたいな気持ちは実は持ってないんちゃうかな。ただ東京に行って、魂だけ売ったらあかんでっておばちゃんやおっちゃんに小さい頃から言われるから(笑)、まぁ出来るだけ日帰りして帰ってこなあかんなってことぐらいのことを、まぁ安藤さんしかり、まぁ大阪の人たちの一部の人はしている程度。質門の答えにもなっていない気もするので、はっきりと答えると僕にとっては、生まれ育った場所が大阪だっていうことと、自分で選んだ訳でもない既成事実だったという嘘っぽくないところで、一番、自分が知っている場所で設計という考えも育ててみたいし、こういった会もやって、勉強してみたいと思っています。

倉方:いや、共感するね。平沼さんが言ってくれたのが、本当はそうだろうなと思う。思うんだけど思いつつも何か他にもあって、やっぱりさっきの建築の話じゃないけどやっぱりこう自分がどうあるかってのと他人にどう見られてるかっていうのを、交ぜっていうところがやっぱり建築家の個性だとしたら地方性も同じじゃないといけないんですよね。でもやっぱり自分がこうであるっていうのと外から見たときにやっぱり東京人だっていう大阪人っていうのと何か両方ない交ぜになってどっちがほんとかわかんないけど主張するようなのが多分現代の地域性とか個性だから大阪はね、僕はちょっとね、それが弱いんだと思うんですよね。だから他の地方都市が今、良くてやっぱり金沢とかどこでもそうだけどなんかちゃんと自分を外から見られた時に期待されることと自分の本来のものが上手くわかってるからちゃんと金になるんですよね。だから大阪ってちょっと正直いうとね一番やばいんじゃないかなと自覚が無いから今までなんとなく西日本滞在してたんでやっぱりちょっとね、嘘つく、もちろんね、大阪って期待されるのをやる、そのままやる、その流れが上手くミックスしてでもやっぱりそうは言っても東京だけが異常な街だから日本の中で、異常の街を除いたら日本の普通のところのトップが大阪なんですよ、東京は別だからあれ変な街なんであれは全然日本じゃないんでそれを除いたとこの日本のトップが取れるとこだからもっとやっぱり大阪が出来るんじゃないかなと思って僕はここに来て凄く期待してるしもう少し参加したいなって思ってますね。僕もちょっと答えると、ってことで。まぁ、217も来年もやるんでしょ?

芦澤:やれるんですか?

AAF:言われちゃった。はい。

芦澤:わっ。やれるんですか?

倉方:だってここに書いてあるもん。

芦澤:場所決まってないみたいですけど。

倉方:場所決まってないんだ。まぁでも、だからね。来年ますます今度は、海外で活躍する建築家をゲストに迎えって、もうまさに今までにない内容の会がここ大阪のど真ん中で開催される、会場がわかんないのか、まぁ他のところかもしれないけど、まぁ市内で開催されるってのは今までにないイベントなんでね。これからますます期待が高まりますね。

AAF:今後もよろしく!みなさん、頑張りましょうね。

芦澤:よろしくお願いします。

平沼:よろしくお願いします。

会場:(大拍手)


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